運営方針・理念

東京学芸大学附属図書館の使命と目標 ~デジタル社会の教育を支える「知の循環」の再構築~

 

東京学芸大学の基本的な目標

 東京学芸大学は、「人権を尊重し、すべての人々が共生する社会の建設と世界平和の実現に寄与するため、豊かな人間性と科学的精神に立脚した学芸諸般の教育研究活動を通して、高い知識と教養を備えた創造力・実践力に富む有為の教育者を養成すること」を目的として掲げている。世界規模で社会の持続可能性が問われる中で、日本の教員・教育支援者養成の中核的大学として、有為の教育者を養成することは本学の使命である。第4期中 期目標期間においては、個人の幸福と社会の持続的発展に貢献できる教育者の養成、日本の学校教育の最先端化を先導する研究・及び研修を実施し、広く国内外において教育に関する研究成果を発信することを目標としている。(第四期中期目標(素案)前文より抜粋)

 

東京学芸大学附属図書館の使命

 東京学芸大学附属図書館は、大学の使命を果たしそのビジョンを実現するために、質の高い学術情報を提供し、教育研究及び学生の学修を支援する拠点の一つとして機能する。デジタル化が一層進展する社会において、蔵書を超えた知識や情報の共有の取組みを進めるとともに、新たな知を紡ぐ場を提供し、「知の循環」を再構築していく必要がある。また、教育現場の支援のために地域社会との連携を進め、さらに世界に向けて本学の研究成果を発信する。

 

東京学芸大学附属図書館の目標

  • 学術情報基盤の整備

 デジタル社会への不可逆的な進展を見据えつつ、日本の教員・教育支援者養成の中核的大学として、新たな教育研究基盤の確立に寄与するため、紙媒体・デジタルを問わず、質の高い学術情報を提供する。来館型サービスに加えて非来館型サービスの充実に努める。
また、図書館職員は学術情報の組織化と利活用についての専門知識の習得及び能力向上に努め、学術情報の適切な収集、保存、提供を実現するとともに教員及び学生の研究・教育を支援する。

 

  • 学生の学修を支援する拠点の一つとして機能

 予測不可能な社会の変化に対応し、深い思索を伴った学びを促進するため、学修支援環境の整備を行い、学生のアクティブ・ラーニングを支援する。学生の学びの連続性を確保するためにも、学校図書館との連携を図っていく。また、GIGAスクール時代に対応したリテラシー教育を強化する等により、教員・教育支援者養成の実践の場を提供し、知の創造・発信拠点として「知の循環」を促す。

 

  • 教育現場、地域及び国際社会に貢献

 本学の研究成果及び教育コンテンツのアーカイブと発信の機能を強化し、広く国内外へ還元するほか、図書館の活動を通して現職教員への支援を行う。また、将来の社会変化に伴う多様な利用者を想定し、生涯学習社会における役割を果たし、地域の活性化に貢献する。

 

 

(参考)

  • 東京学芸大学附属図書館の使命と目標、取り組み ~デジタル社会の教育を支える「知の循環」の再構築~ 2022~2027(令和3年10月25日)
    Document
  • 東京学芸大学附属図書館の使命と目標、取り組み 2016~2021(平成28年1月28日)